新築のカーテン費用は、4LDK・窓10ヶ所の戸建てでハウスメーカー経由なら30万〜80万円が相場です。自分でカーテン専門店を使えば10万〜20万円台に抑えられます。この記事では、カーテンの種類ごとの特徴・部屋別の選び方・費用を抑えるコツを、家づくり初心者にも分かりやすく整理しました。
新築カーテンの費用相場|4LDKで30万〜80万円が目安
新築のカーテン費用は、依頼先によって大きく変わります。
下の表は、戸建て4LDK(窓10ヶ所程度)を前提にした目安です。レール代・採寸・取り付け費込みで考えてください。
| 依頼先 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ハウスメーカー・工務店経由 | 30万〜80万円 | フルオーダー中心、手間なし、割高になりやすい |
| カーテン専門店(実店舗) | 10万〜30万円 | 種類が豊富、採寸・取り付けを依頼可能 |
| 通販・既製品(自分で設置) | 5万〜15万円 | 最安だがサイズが合わない窓も出る |
ハウスメーカー経由は「引き渡し時点でカーテンが付いている」安心感がある一方、提携業者へのマージン分が上乗せされるため、同じグレードのカーテンでも割高になりやすいです。予算を抑えたい場合は、主寝室やリビングだけハウスメーカーに依頼し、子ども部屋は自分で揃えるといったメリハリ配分が有効です。
カーテンの種類と特徴|まずここから選ぶ
カーテンの種類は大きく4つに分かれます。どれが向いているかは、「窓の大きさ」「部屋の用途」「インテリアのテイスト」で変わります。
ドレープカーテン(ひだ付き布カーテン)
日本の家庭で最もよく使われるスタンダードなカーテンです。ひだがあるため布にゆとりがあり、開けたときに両脇にまとまります。種類が非常に豊富で、遮光・遮熱・防炎などの機能を付けやすいのも特徴です。
向いている部屋: リビング・寝室・ダイニング
デメリット: 開閉時に左右のスペースが必要。すっきりしたインテリアには向かない場合がある。
ロールスクリーン
生地を筒状に巻き取りながら開閉するタイプ。上部がコンパクトにまとまり、シンプルでスッキリとした見た目が特徴です。コードまたはチェーンで操作します。
向いている部屋: 書斎・トイレ・洗面所・1〜2畳程度の小窓
デメリット: 生地のたるみが起きやすい。子どもがいる家ではコードの安全対策が必要。
シェードカーテン
大きな布を上部に畳み上げながら開閉するタイプ。窓の内側にきっちり収まり、重厚感を演出できます。ドレープカーテンの布地をシェード形式に仕立てることも可能です。
向いている部屋: リビング・ダイニング・寝室
デメリット: コードやチェーンのメンテナンスが必要。完全に開けると上部がかさばる。
ブラインド(縦型・横型)
水平または垂直なスラット(羽根)で光を調整するタイプ。角度を変えることで外からの視線を遮りながら採光を確保できます。アルミ・木製・ファブリックなど素材の選択肢が広いです。
向いている部屋: 書斎・リビング・吹き抜けの高窓
デメリット: ほこりがたまりやすく掃除がやや手間。布製のカーテンより断熱性が低い場合がある。
部屋別カーテンの選び方
リビング
家族全員が長時間過ごすリビングは、遮熱性と見た目のバランスが重要です。大きな窓の開き方の種類がある場合はドレープカーテンとレースカーテンの組み合わせが定番で、外からの視線を遮りながら日中の採光を確保できます。
色選びは、壁・床・家具との調和を意識して「アースカラー(ベージュ・ブラウン・グレー)」か「アクセントになるパターン柄」のどちらかに絞ると失敗しにくいです。
寝室
遮光性を優先して選ぶのがおすすめです。遮光等級の目安は以下の通りです。
| 遮光等級 | 明るさの目安 |
|---|---|
| 1級 | 昼間でも暗くできる(顔が識別できない) |
| 2級 | やや暗くなる(顔は識別できる) |
| 3級 | 光を感じるが和らぐ |
「朝日で自然に目覚めたい」なら3級、「昼間でもしっかり遮りたい」なら1級を選ぶとよいでしょう。
子ども部屋
子ども部屋は安全性と洗いやすさを優先します。コードやチェーンのあるブラインド・ロールスクリーンは、幼い子どもが絡む事故につながる恐れがあるため、小さな子どもがいる家庭ではドレープカーテンが無難です。防炎加工が付いたカーテンを選ぶと、万が一の際のリスクを軽減できます。
洗面所・トイレ・書斎
小窓が多いため、既製品のロールスクリーンで揃えると費用を大幅に抑えられます。防湿・防カビ加工のある素材を選ぶと、水回りでも長持ちします。
カーテンを選ぶ前に確認すること
カーテン選びで後悔しやすいのは、採寸ミスと注文タイミングの遅れです。入居前に以下を確認しておきましょう。
窓のサイズを正確に採寸する
カーテンのサイズは「カーテンレールの幅(幅)」と「床またはレールからの長さ(丈)」で決まります。窓の枠サイズではなく、レールのサイズを基準にしてください。
- 幅: レールの端から端のサイズ × 1.05〜1.1倍(ゆとり分)
- 丈(掃き出し窓): レール下から床まで−1〜2cm
- 丈(腰高窓): レール下から窓枠下端+15〜20cm
カーテンレールの有無を確認する
新築の場合、カーテンレールはオプション扱いになっているケースがあります。ハウスメーカーに確認しないまま引き渡しを受けると、レールがない状態で入居することになります。打ち合わせの早い段階でレールの種類(機能レール・装飾レール)と設置場所を決めておきましょう。
注文は引き渡し1〜2ヶ月前までに
オーダーカーテンは生産に3〜4週間かかるのが一般的です。引き渡し直前に注文すると、入居時にカーテンが間に合わない可能性があります。カーテン専門店に依頼する場合は、窓の確定後すぐに動き始めるのが理想です。
カーテン費用を抑える3つのポイント
1. 優先順位を付けて発注先を分ける
リビングと寝室だけハウスメーカー経由でオーダーカーテンにし、子ども部屋・書斎・トイレは自分でロールスクリーンや既製品を手配するのが費用を抑えやすい方法です。
2. カーテン専門店で直接オーダーする
ハウスメーカー経由より同じグレードのカーテンをコストを抑えて注文できます。採寸・取り付けもセットで依頼でき、選べる種類も豊富です。
3. 子ども部屋や水回りは既製品で揃える
ホームセンターや通販で売られている既製品カーテンは、規格サイズの窓なら問題なく使えます。腰高窓(高さ110cm・幅90cm程度)や小窓は既製品で十分対応できます。
カーテンと合わせて確認したい「窓の断熱性能」
カーテンを選ぶ際に見落とされがちなのが、窓の開き方の種類やペアガラス(複層ガラス)との組み合わせです。
窓の断熱性能が低い家では、カーテンを厚手にしても冷気が入り込みます。カーテンを選ぶ前に、窓がペアガラス以上のスペックになっているか確認しておくと、インテリアの方針も立てやすくなります。
Low-Eガラスやトリプルガラスを採用している窓なら、薄手のレースカーテンでも冬の冷え込みをかなり抑えられるため、厚手のドレープカーテンを付けない選択肢も出てきます。
よくある質問
Q. ハウスメーカーのカーテンは本当に高い?断る方法はある?
ハウスメーカー経由はマージン分が上乗せされるため、同じグレードのカーテンでも専門店より割高になる傾向があります。断ること自体は可能です。ただし、カーテンレールの設置だけはハウスメーカーに依頼しておくと、工事との兼ね合いでスムーズです。
Q. 引き渡しまでにカーテンを間に合わせるには?
オーダーカーテンは発注から3〜4週間かかります。引き渡しの1〜2ヶ月前にカーテン専門店へ採寸依頼するのが安全です。間に合わない場合は、入居直後だけ仮のカーテンや目隠しシートで対応する方法もあります。
Q. 遮光カーテンとレースカーテンは両方必要?
必須ではありませんが、リビングと寝室は両方付けるのが一般的です。ドレープカーテン1枚だと、日中は外からシルエットが見える場合があります。レースカーテンを組み合わせることでプライバシーを確保しながら採光を取り込めます。
Q. カーテンはどこで買うのがお得?
費用を抑えたい場合は、カーテン専門店またはネット通販がおすすめです。専門店では採寸〜取り付けをセットで依頼でき、通販は自分で設置できる場合にコストを最小化できます。ハウスメーカー経由は手間が最も少ない反面、費用は最も高くなりやすいです。
まとめ
- 新築カーテンの費用は4LDK・窓10ヶ所で30万〜80万円(ハウスメーカー経由)、専門店なら10万〜30万円が目安
- 部屋の用途に合わせてカーテンの種類(ドレープ・ロールスクリーン・シェード・ブラインド)を使い分けると満足度が上がる
- 寝室は遮光性、リビングは遮熱・デザイン性を優先して選ぶ
- 注文のタイミングは引き渡しの1〜2ヶ月前が安全
- 費用を抑えるには「部屋ごとに依頼先を分ける」が最も効果的
窓の断熱性能と合わせてカーテンを計画すると、インテリアと省エネの両立がしやすくなります。家づくりの打ち合わせ段階でカーテン計画も並行して進めておきましょう。

