積水ハウスとセキスイハイムの違い|名前が似ている2社を中立比較

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積水ハウスとセキスイハイムは、名前は似ていますがまったく別の会社です。どちらを展示場で見るか迷っている方や、違いをうまく説明できない方のために、会社の成り立ち・工法・価格帯・向いている人の違いを初心者向けに整理しました。

この記事について iekatsu編集部が公開情報をもとに作成しています。価格・仕様・保証は時期や仕様により変わるため、最終確認は各社の展示場・公式サイトでお願いします。


目次

積水ハウスとセキスイハイムは別の会社

結論からお伝えします。積水ハウスとセキスイハイムは資本関係のない、まったく別のハウスメーカーです。

「セキスイ」という名前が共通しているため同じ会社と思われがちですが、もともとの親会社が異なります。

  • 積水ハウス:積水化学工業から1960年に独立し、現在は独立した上場企業
  • セキスイハイム:積水化学工業のブランド(住宅カンパニー)として現在も同グループ内

つまり、セキスイハイムは積水化学工業グループの住宅ブランドで、積水ハウスは同グループから独立した別会社です。展示場も別々に存在し、営業・設計・保証もそれぞれ独立して行われています。


2社の基本情報を比較

まず、会社の基本情報を並べて確認しましょう。

項目積水ハウスセキスイハイム
正式名称積水ハウス株式会社積水化学工業株式会社(住宅カンパニー)
設立1960年1947年(積水化学)、ハイム事業は1970年代〜
本社大阪府大阪市大阪府大阪市
上場区分東証プライム上場(独立企業)積水化学工業として東証プライム上場
主な工法鉄骨造・木造(シャーウッド)ユニット工法(鉄骨・木造)
年間着工数約4〜5万棟(グループ計)約1万棟前後

どちらも大手ハウスメーカーで、品質・保証ともに一定水準以上です。ただし、工法や商品の方向性が異なります。


工法・構造の違い

2社の最も大きな違いのひとつが工法です。

積水ハウスの工法

積水ハウスは、主に以下の2工法で建てています。

  • 鉄骨造(軽量鉄骨):代表商品はイズロイエ・ビー・エコルデなど。柱と梁で建物を支える軸組工法をベースにしており、間取りの自由度が高い
  • 木造(シャーウッド):独自の木造軸組工法。木の温もりを活かしながら、高い耐震・断熱性能を持つ

積水ハウスの鉄骨構造では「ダイナミックフレーム・システム」など独自技術が採用されており、大開口・大空間の設計がしやすいのが特徴です。

セキスイハイムの工法

セキスイハイムの最大の特徴はユニット工法です。

  • ユニット工法:工場で部屋単位(ボックス)をほぼ完成させ、現場でブロックのように組み上げる工法
  • 工場生産のため品質のばらつきが少なく、工期が短い
  • 一方で、ユニットの形状・寸法に合わせた間取りになるため、完全自由設計と比べると制約がある場面もある
比較項目積水ハウスセキスイハイム
主な工法鉄骨軸組・木造軸組ユニット工法(鉄骨・木造)
間取りの自由度高い(特に鉄骨)ユニット寸法の制約あり
工期標準的やや短い(工場生産が多い)
工場品質管理部材の工場生産ユニット単位での工場生産

どちらが優れているということではなく、何を重視するかで向き不向きが変わります。


価格帯・坪単価の違い

どちらも大手ハウスメーカーに位置するため、価格帯は近い水準です。ただし、工法・商品・仕様によって幅があります。

価格・坪単価は、建築時期、地域、商品、延床面積、仕様、付帯工事、外構、諸費用によって変わります。以下は比較時の目安として整理しており、最終的な金額は各社の見積もりで確認してください。

項目積水ハウスセキスイハイム
坪単価の目安80万〜130万円前後70万〜120万円前後
価格帯の傾向ハイグレード寄り標準〜ハイグレード
価格に影響する主な要素商品グレード・外壁・設備ユニット数・商品グレード

いずれも「坪単価」はあくまで本体工事の目安であり、付帯工事・外構・諸費用を含めると総額はさらに変わります。各社の見積もり時には、何が含まれているかを必ず確認してください。

詳しい坪単価の見方は、以下の記事を参考にしてください。


デザイン・商品ラインアップの違い

積水ハウスの主な商品

商品名構造特徴
イズロイエ鉄骨造外壁にダインコンクリートを採用。重厚感のある外観
ビー・エコルデ鉄骨造シンプルモダンなデザイン。比較的取り組みやすい価格帯
シャーウッド木造木の質感を活かした設計。木造を希望する人向け

セキスイハイムの主な商品

商品名構造特徴
グランツーユー木造ユニット木のぬくもりと工場品質を両立
パルフェ鉄骨ユニットスタンダードな鉄骨ユニット商品
スマートパワーステーション鉄骨ユニット太陽光・蓄電池を標準搭載した省エネ特化商品

積水ハウスはデザインの自由度と外壁の質感を強みとする商品が多く、セキスイハイムはエネルギー関連(太陽光・蓄電)の標準装備を前面に出した商品展開が特徴的です。


向いている人の違い

どちらが合うかは、家づくりで何を重視するかによって変わります。

積水ハウスが向いている人

  • 間取りや外観デザインにこだわりたい
  • 大開口・大空間など個性的な設計を希望する
  • 外壁の質感・重厚感を重視する
  • 積水ハウス独自の保証・アフターサービスを評価している

セキスイハイムが向いている人

  • 工場での品質管理を重視する
  • 工期をなるべく短くしたい
  • 太陽光発電・蓄電池などの省エネ設備を最初から取り入れたい
  • ユニット工法の合理的な考え方に共感できる
重視すること積水ハウスセキスイハイム
デザインの自由度△(ユニット制約あり)
省エネ・エネルギー設備
工期の短さ
外観・外壁の質感
工場品質管理

※◎:特に強い ○:標準的に対応 △:他社比で制約あり

この比較はあくまで傾向であり、担当者・土地条件・仕様によって変わります。実際に展示場で確認することをおすすめします。


どちらを展示場で見るか迷ったら

2社とも展示場を全国に持っており、事前予約なしでも見学できる場合がほとんどです。ただし、週末は混雑することが多いため予約をおすすめします。

両方見るのがベストですが、絞るとしたら:

  • デザイン・間取りの自由度を重視 → 積水ハウスを先に見る
  • 省エネ設備・工場品質・工期を重視 → セキスイハイムを先に見る

どちらか一方だけで決めず、少なくとも2〜3社を比較してから判断するのが失敗しにくい進め方です。

まだ比較するメーカーが絞れていない方は、まずハウスメーカー診断で自分に合う方向性を確認してみてください。

ハウスメーカー診断で自分に合うメーカーを確認する

展示場の準備については、こちらの記事もあわせてご覧ください。


まとめ

  1. 積水ハウスとセキスイハイムは名前が似ているが、資本関係のない別会社
  2. 工法の違いが大きく、積水ハウスは軸組系・セキスイハイムはユニット工法
  3. 価格帯は近いが、デザインの自由度と省エネ設備の重視度で向き不向きが変わる
  4. 迷ったらまず診断・比較表で整理してから展示場へ行くのがおすすめ

どちらが正解ということはありません。予算・デザイン・工法・省エネへの考え方を整理してから、展示場で実物を確認してみてください。

まだメーカーが絞れていない方は、ハウスメーカー診断で方向性を整理することから始めてみましょう。


よくある質問

Q. 積水ハウスとセキスイハイムは同じ会社ですか?

別会社です。セキスイハイムは積水化学工業の住宅ブランドで、積水ハウスは同グループから1960年に独立した上場企業です。現在は資本関係がありません。

Q. どちらが安いですか?

どちらも大手ハウスメーカーで価格帯は近い水準ですが、商品・仕様・地域によって変わります。坪単価だけで比べず、付帯工事・外構・諸費用を含めた総額で比較することをおすすめします。

Q. ユニット工法と軸組工法、住み心地はどう違いますか?

どちらも耐震性能・断熱性能は一定水準以上で、住み心地の差は商品グレードや仕様によるところが大きいです。工法の違いよりも、間取りの自由度や設計の相性を確認する方が判断の参考になります。

Q. 両方の展示場を見た方がいいですか?

できれば両方を見ることをおすすめします。カタログや記事だけでは分からない空間の広さ・素材の質感・営業担当との相性は、実際に足を運んで確認するのが一番です。

Q. どちらが自分に合うか分からないときは?

まずハウスメーカー診断で優先条件を整理してみてください。デザイン・価格帯・省エネ・工期など、何を重視するかを言語化すると比較しやすくなります。

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