この記事について 積水ハウス(シャーウッド)で2026年に家を建てた施主が、外壁選びの実体験をもとに書いています。展示場・分譲地での実物確認から、スレントボーダー×スムースチャコールに決めるまでの記録です。
外観は、建ててから変えられない。
内装なら後からリフォームできるものも多いですが、外壁だけはそうはいきません。毎日帰ってきて目にする顔だからこそ、「なんとなくカタログで決めた」はあとで後悔しやすい部分でもあります。
この記事では、シャーウッドでベルバーンを採用したわが家の外壁選びをそのまま記録します。何を悩み、どう決めたか。カタログでは分からなかったことも正直に書くので、検討中の方の参考にしてください。
積水ハウスの外観を決める最初の分かれ道
積水ハウスの外壁材は、構造によって選べる種類が変わります。
| 構造 | 代表的な外壁材 |
|---|---|
| 鉄骨(イズシリーズ) | ダインコンクリート、エコルデックウォール |
| 木造(シャーウッド) | ベルバーン、エコルデックウォール |
ベルバーンはシャーウッド専用の外壁材です。シャーウッドを選んだ時点で、外壁の主な候補はベルバーンかエコルデックウォールの2択になります。
「積水ハウスの外壁といえばダインコンクリート」というイメージを持っている方もいますが、それは鉄骨住宅のもの。木造を選ぶなら、まずそこを整理しておきましょう。
ベルバーンとは何か
ベルバーンは、積水ハウスが独自に開発した陶板外壁です。1,300度の高温で焼き上げており、製法は陶器とほぼ同じです。
焼き物であることの最大のメリットは、塗り替えが不要な点です。一般的な外壁材は10〜15年ごとに再塗装が必要ですが、ベルバーンは紫外線による色褪せがほとんどなく、耐用年数は60年以上とされています(積水ハウス公式情報)。
また、木造住宅が弱点とされがちな耐火性を補う役割も担っています。熱に強い焼き物の性質が、そのまま外壁の耐火性能につながっています。
編集長より 展示場でダインコンクリートとベルバーンを並べて見たとき、印象はくっきり分かれました。ダインコンクリートは重厚でリアルな凹凸感、ベルバーンは焼き物ならではの陰影と光沢。どちらが好きかは完全に好みですが、わが家はベルバーンの質感に惹かれ、シャーウッドを選ぶ決め手のひとつになりました。
ベルバーンの柄と色のラインナップ
ベルバーンは、柄(デザイン)とカラーを組み合わせて選びます。2026年時点の主なラインナップは以下のとおりです(公式情報をもとに整理。詳細は展示場で確認してください)。
| デザイン名 | 特徴 | カラー数 |
|---|---|---|
| クラフトボーダー | 最もスタンダードなボーダー柄。幅広く使いやすい | 複数 |
| スレントボーダー | やや細めのスリムなボーダー。シャープな印象 | 白・黒・チャコール系など |
| スティックボーダー | 縦目地。縦のラインが強調される | 複数 |
| ビアンコ | 石積み風の立体感 | 複数 |
| ランダムストーン | 自然石のようなランダムな表情 | 複数 |
カラーは柄によって選べる色数が変わります。柄が気に入っても、好みの色がないケースもあるため、柄とカラーはセットで確認することをすすめます。
わが家の外壁選び記録|スレントボーダー × スムースチャコールに決めた理由
正直に言うと、カタログだけ見ていた段階では、どの柄もあまり差がわかりませんでした。
転機になったのは、積水ハウスの分譲地を実際に見に行ったことです。そこで全種類の外壁を肉眼で確認しました。
カタログと実物は全く違います。
ブロック単体のサンプルでなく、建物の全面に施工された状態を見て初めて分かることがあります。目地のバランス、光沢の出方、陰影の深さ。これは写真でも伝わりきらず、実物を見ないと判断できません。
わが家がスレントボーダーを選んだ理由はシンプルです。外観はシンプルに一色で統一したかった。その中で、一番光沢感が強く、焼き物の陰影を楽しめると感じたのがスレントボーダーでした。
カラーはスムースチャコールを選択。モダンで引き締まった印象があり、経年変化も楽しみやすいと感じています。
内装のマテリアルも含め、ある程度ワントーンで方向性を統一すると、外壁→内装の順で色を決めていくときに迷いが少なくなります。外壁で「モダン×ダークトーン」を決めていれば、フローリングや建具も同じ方向で絞れる。外観を先に固めるメリットはここにもあります。
外観選びで後悔しないための3つのポイント
1. 必ず「全面施工」の状態で実物を見る
サンプルボードで見るのと、建物に施工されたものを見るのでは印象が別物です。積水ハウスの分譲地や実例見学会を活用して、全面に貼られた状態を確認してください。
2. カラーは内装のトーンと合わせて考える
外壁の色を決めてから内装を考えると、方向性がぶれにくくなります。打ち合わせでは外壁→床→建具→クロスの順で色を確認するケースが多く、最初に外観の「トーン」を決めておくと全体が整いやすいです。
3. 目地のバランスまで確認する
ボーダー柄の場合、目地(パネルとパネルの間のライン)の幅と間隔が外観の印象を大きく左右します。細めのスレントボーダーはシャープに、太めのクラフトボーダーは重厚に見えます。どちらも良し悪しではなく、好みと建物の大きさとのバランスで選ぶものです。
実際に外壁を選ぶ打ち合わせまでには、まず積水ハウスのどの商品・構造を選ぶかを決める必要があります。自分に合う構造・商品を整理したい方は、相性診断で方向性を確認するのが早道です。
積水ハウスのシャーウッドを具体的に検討している方は、わが家の実邸見学も受け付けています。ベルバーン(スレントボーダー×スムースチャコール)の実物を直接見ていただけます。
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まとめ
- ベルバーンはシャーウッド(木造)専用の陶板外壁。塗り替え不要で耐用年数60年以上
- 柄とカラーはカタログでなく、全面施工された実物を見て選ぶ
- 外観のトーンを先に決めると、内装のマテリアル選びがスムーズになる
外壁は家の顔であり、建ててから変えられません。カタログを見て終わりにせず、分譲地や実例見学会で実物を確認することを強くすすめます。
よくある質問
Q. ベルバーンの柄は何種類ありますか?
2026年時点では、クラフトボーダー・スレントボーダー・スティックボーダー・ビアンコ・ランダムストーンなど5種類前後のデザインがあり、カラーを含めると全12種類前後から選べます(時期・地域によりラインナップが変わる場合があります。展示場で最新ラインナップを確認してください)。
Q. ベルバーンとダインコンクリートはどちらを選べばいいですか?
構造によって選べる外壁材が変わります。鉄骨住宅(イズシリーズ)を選ぶ場合はダインコンクリート、木造住宅(シャーウッド)を選ぶ場合はベルバーンが選択肢になります。どちらの構造が自分に向いているかを先に決め、そのうえで外壁を検討するのが順番として正しいです。
Q. ベルバーンはメンテナンス費用がかかりますか?
外壁の再塗装は不要です。ただし、定期点検(積水ハウスのユートラスシステム)に基づく有償メンテナンスは発生します。「60年間何もしなくていい」ではなく、「外壁の塗り替え費用がかからない分、トータルのメンテナンスコストを抑えやすい」という理解が正確です。

