「老後は段差のない家に住みたい」「子どもが走り回っても安心な、ワンフロアの家が欲しい」——そんな思いから、平屋への注目が年々高まっています。
なかでも積水ハウスの平屋は、設計の自由度の高さや独自の外壁技術、充実した保証制度が評価され、多くの家族から選ばれています。ただ「実際の価格はいくらなの?」「他のハウスメーカーと何が違うの?」と疑問を持つ方も多いはず。
この記事では、積水ハウスの平屋について以下の3点を中心に徹底解説します。
- 坪単価・総額の具体的な価格相場(2026年最新)
- 人気の間取り実例(30坪〜40坪以上)
- 他のハウスメーカーにはない積水ハウス平屋の差別化ポイント
平屋を検討し始めたばかりの方も、すでに積水ハウスを候補に入れている方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
積水ハウスの平屋の坪単価・価格相場【2026年最新】
積水ハウスの平屋の坪単価は85万〜130万円が相場です。鉄骨系モデルは100万〜130万円、木造のシャーウッド(積水ハウスの木造住宅ブランド)は85万〜110万円が目安となっています。以下で商品ラインナップ別に詳しく解説します。
知っておきたいポイント
坪単価(1坪=約3.3㎡あたりの建築費用)はあくまで建物本体の目安です。外構・地盤改良・税金などを含めた総額は、坪単価の1.3〜1.5倍程度になるケースが多いため、予算計画の際は余裕を持って考えておきましょう。
鉄骨系(イズロイエ等)の平屋価格帯
イズロイエ(積水ハウスの鉄骨住宅最上級モデル)をはじめとする鉄骨系モデルで平屋を建てる場合、坪単価は100万〜130万円程度が目安です。
鉄骨系は構造の強さと開放的な大空間の実現が強みで、20メートル超のロングスパンフレームにより、柱の少ない広々としたワンフロアを実現できます。平屋との相性が非常に良い構造です。
| 商品ライン | 構造 | 坪単価の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| イズロイエ | 鉄骨 | 110万〜130万円 | 最上級モデル。大開口・大空間が得意 |
| イズ・ステージ | 鉄骨 | 100万〜120万円 | 鉄骨標準モデル。バランスの良いコスパ |
木造(シャーウッド)の平屋価格帯
木造住宅ブランドのシャーウッドで平屋を建てる場合、坪単価は85万〜110万円程度が目安です。木造ならではの温もりと、積水ハウス独自の構造技術が融合したモデルで、自然素材が好きな方や、和モダンスタイルを希望する方に人気があります。
建物総額(本体+付帯+諸費用)のリアルな目安
建物の本体工事費に加え、付帯工事費(外構・地盤改良など)や諸費用(登記・税金・手数料など)を含めた総額の目安は以下の通りです。
| 延床面積 | 坪数目安 | 建物本体費用 | 総額目安(諸費用込み) |
|---|---|---|---|
| 99㎡ | 30坪 | 2,550万〜3,900万円 | 3,300万〜5,100万円 |
| 116㎡ | 35坪 | 2,975万〜4,550万円 | 3,870万〜5,900万円 |
| 132㎡ | 40坪 | 3,400万〜5,200万円 | 4,420万〜6,800万円 |

注意
上記の金額はあくまで目安です。オプション内容・土地の形状・地盤状況によって大きく変わります。正確な費用は必ず積水ハウスの担当者に見積もりを依頼してください。詳しくは「積水ハウスの坪単価は?2026年最新の価格相場と費用の内訳を徹底解説」もあわせてご覧ください。
積水ハウスの平屋が選ばれる理由
積水ハウスの平屋が多くの家族に選ばれる背景には、単なる「価格」や「ブランド力」だけではない、具体的な強みがあります。
生活動線・家事動線の設計力
平屋の最大の魅力の一つが、ワンフロアで完結する生活の快適さです。積水ハウスは、家事動線(料理・洗濯・掃除などの移動経路)を徹底的に考え抜いた間取り提案が得意で、キッチン・ランドリールーム・外干しスペースを一直線に配置するなど、日々の家事負担を大幅に減らすプランニングを行います。
編集部の見解
積水ハウスの平屋を建てた方の声として多いのが「生活のすべてが一つの階で完結するのが、こんなに楽だとは思わなかった」という感想です。特に小さな子どものいる家庭では、どこにいても子どもの気配を感じやすい点が高く評価されています。また、老後を見据えてあえて40代で平屋を選ぶ方も増えており、「長く住める家」としての平屋の価値が再評価されています。
バリアフリー設計と将来への安心感
平屋は構造上、階段がなくワンフロアで生活が完結するため、バリアフリー設計との相性が抜群です。積水ハウスでは、廊下幅・開口部・トイレ・浴室などの寸法をあらかじめ将来のことを考えて設計する「ユニバーサルデザイン」の提案も充実しています。
「今は子育て世代だけど、20〜30年後の老後も快適に暮らせる家を建てたい」という方に特に向いているプランニングです。
開放感ある大空間と高い天井
鉄骨系モデルでは、柱を最小限に抑えた大スパン構造により、リビング・ダイニング・キッチンを大きくつなげた開放的な空間を実現できます。天井高を2.7〜3m程度に設定することも可能で、平屋とは思えない開放感を演出できるのも積水ハウスの特徴です。
積水ハウスの平屋 間取り実例【坪数別】
ここでは坪数別の人気間取りパターンを紹介します。積水ハウスの平屋は間取りの自由度が高く、家族構成やライフスタイルに合わせた柔軟なプランニングが可能です。
30坪台(2LDK〜3LDK)夫婦・シニア向けプラン
こんな家族に向いている:夫婦2人暮らし、子どもが独立した後のシニア世代
30坪台の平屋は、コンパクトながらも生活に必要な機能をすべてワンフロアに収めたプランです。人気の間取りは以下の通りです。
- LDK:20畳以上の広々としたリビング・ダイニング・キッチン
- 主寝室:14畳程度(ウォークインクローゼット付き)
- 洋室:8畳(客間・趣味部屋として活用)
- ランドリールーム・洗面室:家事動線を一直線に配置
2人暮らしには十分な広さで、維持費・光熱費も抑えやすいのがメリットです。
35坪台(3LDK)子育て世代に人気のプラン
こんな家族に向いている:子ども1〜2人の4人家族
35坪台は、子育て世代の積水ハウス平屋で最も人気の高い坪数帯です。LDKを中心にして、各部屋をぐるりとつなぐ「回遊動線」を採用したプランが特に人気です。
- LDK:22〜24畳(中庭やウッドデッキへの大開口)
- 主寝室:14畳+ウォークインクローゼット
- 子ども部屋:8畳×2室(将来的に分割・統合も可能)
- 玄関横:シューズクローク付き土間
- ランドリールーム:洗濯〜乾燥〜収納が完結
回遊動線により、子どもが家の中をぐるぐると走り回れるのも平屋ならではの楽しさです。
40坪以上(4LDK)ゆとりある大型プラン
こんな家族に向いている:大家族、在宅ワーク重視の方、広い趣味スペースが欲しい方
40坪以上になると、書斎・趣味部屋・中庭といったゆとりのスペースを加えることができます。積水ハウスの鉄骨系モデルであれば、大開口の窓と広大なLDKを実現しつつ、プライベートゾーンとパブリックゾーンを明確に分けた動線設計も可能です。
- LDK:28畳以上の大型リビング
- 中庭(コートハウス):リビングと一体化したアウトドアリビング
- 主寝室+子ども部屋×2〜3
- 書斎・ワークスペース
- パントリー・ランドリールーム完備
知っておきたいポイント
平屋は坪数が増えるほど屋根面積・基礎面積が大きくなるため、同じ坪数の2階建てよりも建築コストが高くなりやすい傾向があります。ただし、将来のメンテナンスコストが抑えられる・足場が低くて外壁塗装などのリフォーム費用が安いというメリットもあるため、長期的なトータルコストで考えることが重要です。
他のハウスメーカーと何が違う?積水ハウス平屋の強み
平屋を手がけるハウスメーカーは数多くありますが、積水ハウスが選ばれ続ける理由には、他社には真似できない独自の強みがあります。
外壁の耐久性:ダインコンクリートの圧倒的な独自性
積水ハウスの外壁として有名なダインコンクリート(積水ハウス独自の外壁材)は、コンクリート並みの強度と重厚感を持ちながら、サイディングのような施工性を実現した独自素材です。
一般的なサイディング(板状の外壁材)が10〜15年ごとの塗り替えが必要なのに対し、ダインコンクリートは光触媒コーティングによる自浄作用で美観を長期間保ちやすいのが特長です。平屋は外壁の面積が大きくなりやすいため、この耐久性の差はランニングコストに大きく影響します。
保証制度:30年初期保証+永年保証制度
積水ハウスは業界トップクラスの保証制度を誇ります。定期点検を継続することで、保証を30年を超えて延長し続けられる「永年保証」の仕組みは、他の大手メーカーと比較しても充実しています。
| メーカー | 初期保証 | 延長保証の条件 | 最長保証 |
|---|---|---|---|
| 積水ハウス | 30年 | 定期点検継続で延長 | 永年(条件付き) |
| ダイワハウス | 30年 | 有償メンテナンスで延長 | 60年 |
| 一条工務店 | 10年 | 有償メンテナンスで延長 | 30年 |
| 住友林業 | 30年 | 有償メンテナンスで延長 | 30年以上 |
設計・提案力と間取りの自由度
積水ハウスは「自由設計」を標榜しており、規格型住宅(セミオーダー)とは異なり、ほぼすべての間取りをゼロから設計できます。平屋においても、コの字型・L字型・中庭付きのコートハウスなど、個性的なプランを実現しやすいのが強みです。
編集部の見解
積水ハウスの設計の特徴として特筆すべきは、「建築家レベルの提案力を持つ設計士が担当する」という点です。一般的なハウスメーカーでは営業担当者が間取りの初稿を作成するケースも多い中、積水ハウスは専任の設計士が最初から関わる体制を整えています。平屋のように「ワンフロアで完結しながらも豊かな空間を作る」という難易度の高いプランほど、この設計力の差が出やすいと言えます。
積水ハウスの平屋のデメリット・注意点
積水ハウスの平屋には多くの魅力がある一方で、事前に知っておくべき注意点もあります。正直にお伝えします。
土地の広さが必要になる
平屋は2階建てと同じ床面積を確保しようとすると、必然的に広い土地が必要です。都市部では土地代が高くなりやすく、「平屋にしたいが、土地の予算が膨らんだ」というケースも少なくありません。
また、建ぺい率(敷地面積に対する建物の建築面積の割合)の制限によって、希望の坪数の平屋が建てられないエリアもあるため、土地探しの段階から平屋を念頭においたリサーチが重要です。
2階建てより割高になりやすい理由
同じ延床面積で比較すると、平屋は2階建てより基礎面積・屋根面積が大きくなるため、建築費用が1割〜2割程度高くなる傾向があります。積水ハウスはもともと坪単価が高めのメーカーであることも踏まえると、予算面での覚悟は必要です。
プライバシー・防犯対策が必要な場合も
平屋は窓が道路や隣家の目線と同じ高さになりやすいため、プライバシーへの配慮が必要です。積水ハウスでは中庭(コートハウス)設計や目隠しフェンスの提案も行っていますが、追加コストが発生することがあります。防犯面でも、1階の窓が多い平屋は対策を怠らないことが大切です。
積水ハウスの平屋が向いている人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえて、積水ハウスの平屋が特に向いている方・そうでない方を整理します。
| 項目 | こんな方に向いている | こんな方には不向き |
|---|---|---|
| 予算 | 総額5,000万円以上を想定できる方 | とにかく安く建てたい方 |
| 土地 | 40坪以上の土地を確保できる方 | 狭小地・都市部の限られた土地の方 |
| ライフスタイル | 老後・子育て・バリアフリーを重視する方 | 縦の空間(吹き抜け・ロフト)を活用したい方 |
| こだわり | 間取りの自由度・設計の質を重視する方 | 規格型住宅でコストを抑えたい方 |
| 長期視点 | 長く住み続けることを重視する方 | 数年以内に住み替えを想定している方 |
まとめ
この記事では、積水ハウスの平屋について価格・間取り・他社との差別化ポイントを解説しました。ポイントを整理します。
- 坪単価は85万〜130万円が相場(鉄骨系100万〜130万円、シャーウッド85万〜110万円)
- 総額は坪数・オプション次第だが、30坪台で3,300万〜5,100万円程度が目安
- 間取りの自由度が高く、コートハウス・回遊動線・大空間リビングなど個性的なプランが得意
- ダインコンクリート外壁・永年保証・専任設計士の提案力など、他社にはない差別化ポイントが充実
- 土地の広さが必要・価格が高めになる点はデメリットとして事前に把握しておくことが大切
積水ハウスの平屋に興味を持ったら、まずはカタログ請求や住宅展示場での見学から始めてみましょう。値引き交渉のタイミングや相見積もりのポイントについては、以下の関連記事も参考にしてみてください。

