施主検査で見るべき箇所リスト|積水ハウスで実際にやった施主の記録

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施主検査は、引き渡し前に「自分の家を自分の目で確認する」最後のチャンスです。「何を見ればいいかわからない」「見落としがあったら怖い」という不安を抱えたまま当日を迎える方は多い。この記事では、積水ハウスで実際に施主検査を経験した筆者が、チェック箇所・所要時間・持ち物・そして「やってしまった見落とし」まで正直にお伝えします。


目次

施主検査とは?いつ・何をする場か

施主検査とは、建物の引き渡し前に施主(建て主)が現場に赴き、仕上がりを確認する検査のことです。「内覧会」と呼ばれることもあります。図面通りに施工されているか、傷や汚れ・施工不良がないかを自分の目で確認し、気になる点があれば引き渡し前に修正を依頼できる場です。

引き渡し後に気づいた不具合は、対応の優先度が下がりやすい。 施主検査のタイミングでしっかり指摘しておくことが、後悔のない引き渡しへの近道です。

積水ハウスの場合の流れ(竣工1週間前・現場監督+営業同席)

わが家の場合、施主検査は竣工の1週間前に実施しました。当日は現場監督と担当営業の2名が同席し、間取り図を手元に置きながら各部屋を一緒に回っていくスタイルでした。

積水ハウスは社内の施工チェックが厳格で知られていますが、施主検査は「施主自身が確認する場」として別途設けられています。現場監督がすでに見ている箇所でも、施主の視点で見て初めて気づくことがある。そういう意味で、遠慮せずに細かく見ることが大切です。

【編集部の見解】 積水ハウスの現場担当は、「チェックも書類も多くて大変」と言われるほど社内管理が細かい。ただ、現場監督も人間です。「自分が気になりそうな箇所は事前にメモしておく」が施主として正しいスタンスだと感じました。


施主検査で見るべき箇所はどこか?

施主検査で確認すべき箇所は多岐にわたりますが、「細かい傷だけに集中しすぎる」のが最も多い失敗パターンです。傷は確かに重要ですが、仕様通りに施工されているかどうか(建具のカラー・扉の鍵・棚のサイズなど)を先に確認することをおすすめします。

外回り・外観

外壁や基礎は、室内に入る前に先に済ませておくと当日の時間配分がしやすくなります。

確認箇所チェック内容
外壁ひび割れ・欠け・タイルの浮き・コーキングの施工状態
基礎コンクリートのひび割れ・砂利の露出
屋根・軒天変色・施工不良がないか(目視できる範囲で)
玄関ポーチタイルのズレ・目地の仕上がり
給湯器・室外機設置位置が図面と一致しているか
排水管・ますの位置図面通りか

室内(壁紙・建具・天井・手すり)

室内は傷や汚れが発見されやすい場所です。光の角度を変えながら見ると、正面からは見えにくい傷が浮き出ることがあります。スマートフォンのライト機能を使うのが手軽で効果的です。

わが家で実際に指摘した内容は次の4点でした。

  • 壁紙の小傷
  • 手すりに接合金具の傷
  • 板の角割れ
  • 天井材の糊の残り

いずれも引き渡しまでに完璧に直してもらいました。積水ハウスの対応は丁寧で、「指摘したことは必ず直す」という姿勢が一貫していました。

確認箇所チェック内容
壁紙傷・汚れ・継ぎ目のめくれ・浮き
建具(ドア・引き戸)開閉の滑らかさ・建付け・色が仕様通りか
天井糊の残り・クロスの浮き・照明の位置
手すり傷・ぐらつき・接合部の仕上がり
床材傷・浮き・軋み(実際に歩いて確認)
窓・サッシ開閉動作・鍵の確認・網戸の有無

【知っておきたいポイント】 壁紙の傷は斜め45度から光を当てると見つけやすくなります。真正面から見るだけでは見落としやすいので、角度を変えながらゆっくり確認しましょう。

設備・水回り

水回りは実際に動かして確認することが重要です。見た目だけでなく、水を流す・ドアを開閉する・換気扇を回すといった動作確認まで行います。

確認箇所チェック内容
キッチン水の出方・排水・引き出しの動き・コンロの点火
浴室シャワー・浴槽のお湯はり・換気扇・ドアの開閉と鍵の有無
洗面台水の出方・排水・鏡のくもり止め機能
トイレ水洗・ウォシュレット・換気扇
洗濯機置き場防水パンのサイズ・排水位置

電気・スイッチ・コンセント

電気系は電気配線図を手元に置き、図面と照合しながら確認します。スイッチの位置・コンセントの口数・照明の点灯をすべてチェックします。

確認箇所チェック内容
コンセント位置・口数が図面通りか・実際に電気が通っているか
スイッチ位置・対応する照明が図面通りか
照明全箇所点灯するか
換気扇動作確認(ティッシュを近づけると吸い込みを確認できる)
インターホン動作確認
TV・LANコンセント位置が図面通りか

見落としがちな盲点(ドアの鍵・建具カラー・棚サイズ)

ここが最も重要です。傷の確認に集中するあまり、「そもそも仕様通りか」の確認が抜けやすい。

【注意】 わが家の実際の見落とし:浴室のドアに鍵がついていないことに気づかず引き渡しを受けてしまいました。最終図面では鍵付きで指定していたにもかかわらず、施主検査の当日は見落とした。結果、1ヶ月点検のタイミングで後付けしてもらうことになりました。

その後日談も正直に書きます。後付けの作業を担当した大工さんの仕上がりが粗く、鍵周りがガタガタになってしまいました。図面通りのはずが、竣工時に付いていなかった→後付け→仕上がりが悪い→再修正依頼、という余計なやり取りが発生。こういった連鎖を防ぐためにも、施主検査の段階で図面との照合をきちんと終わらせることが大切です。

仕様確認のチェック項目をまとめます。

確認項目チェック内容
建具のカラー・素材選んだ色・素材と一致しているか
扉・窓の鍵全箇所に鍵があるか・動作するか
棚・造作家具サイズ・位置・数量が図面通りか
収納扉の開き方向図面の指定通りか
クロスの品番部屋ごとに指定した品番と合っているか
床材の向き・貼り方仕様書通りか

施主検査の所要時間はどのくらいかかる?

わが家では約2時間かけてじっくり確認しました。延床面積や仕様の複雑さによって変わりますが、一般的な一戸建てであれば1.5〜2.5時間が目安です。

「思ったより長い」と感じる方が多い印象です。各部屋を丁寧に見ていくと、思いのほか時間がかかります。当日は余裕を持ったスケジュールで臨むことをおすすめします。

ケース目安時間
30坪前後・シンプルな間取り1〜1.5時間
35〜40坪・オプション多め1.5〜2.5時間
平屋・大型・造作多め2〜3時間

【知っておきたいポイント】 施主検査の前にハウスクリーニングが入るタイミングを確認しておきましょう。クリーニング後の方が汚れが取れており指摘箇所を見つけやすくなりますが、クリーニング前だと傷が見つけやすいこともあります。現場監督に確認してみてください。


施主検査の持ち物リスト

持ち物用途
最終図面一式(平面図・電気配線図・展開図)仕様との照合・必ずコピーを持参
スマートフォン写真撮影・ライト代わり
メジャー(5.5m以上推奨)カーテン・家具の採寸
マスキングテープ指摘箇所のマーキング
筆記用具・メモ気になる点を図面に書き込む
チェックリスト(印刷)この記事のリストを活用
懐中電灯床下点検口・クローゼット内の確認
水平器(アプリでも可)床・棚の傾き確認

【知っておきたいポイント】 指摘箇所は自分でも写真に残しておくことが大切です。積水ハウス側でも記録しますが、「言った言わない」のトラブルを防ぐために、施主自身が写真と日時を記録しておくと安心です。


積水ハウスの検査体制は信頼できる?施主として感じたこと

積水ハウスは社内の施工管理が厳格で知られています。積水ハウスの坪単価記事でも触れたとおり、「チェックも書類も多くて大変」と現場の職人さんから声が出るほど管理が細かく、雑な施工がスルーされにくい体制が整っています。

実際に施主検査を経験して感じたのは、「元の品質水準が高いからこそ、指摘件数が少なくて済む」ということです。わが家の指摘は4件でしたが、いずれも軽微なものでした。

ただし、現場監督も人間です。 完璧な施工管理でも、見落としはゼロではありません。「積水が見てるから大丈夫」と任せきりにせず、自分が気になる箇所は事前にメモして当日に確認する姿勢が大切です。

【編集部の見解】 施主検査は「アラ探し」の場ではなく、「引き渡し前に一緒に確認する場」です。現場監督も営業も、指摘には誠実に対応してくれます。遠慮せずに気になる点は伝えてください。わが家の場合、指摘した4件は引き渡しまでにすべて完璧に直してもらいました。


施主検査で後悔しないために│事前にやっておくこと

当日をスムーズに進めるために、事前準備が肝心です。

1. 最終図面を全ページ読んでおく 平面図・電気配線図・展開図・仕様書を事前に読み直し、「ここを確認したい」という箇所にマーカーを引いておきます。当日は時間が限られているため、重点確認箇所を絞っておくと効率的です。

2. 気になる箇所をリスト化しておく 打ち合わせで何度も変更した箇所、オプションで追加した仕様、「これは図面通りか確認したい」という箇所を事前にメモしておきます。わが家のようにドアの鍵を見落とした事例は、事前メモがあれば防げた可能性が高いです。

3. ハウスクリーニングのタイミングを確認する 施主検査の前後どちらにクリーニングが入るかを現場監督に確認しておきましょう。

4. 時間に余裕を持つ 「2時間あれば十分」と思っていても、丁寧に見ると予想以上にかかります。午前中から始めて昼食を挟む余裕があるくらいのスケジュールが理想です。

5. 同行者を連れていく 一人より二人の目で見た方が見落としが減ります。パートナーや家族と一緒に行くか、ホームインスペクター(第三者の住宅診断士)への同行依頼も選択肢の一つです。


まとめ

  1. 施主検査は引き渡し前最後のチェックの場。積水ハウスの場合、竣工1週間前に現場監督・営業同席で実施するのが一般的
  2. 傷の確認より先に「仕様通りか」の確認を優先する。建具のカラー・鍵の有無・棚のサイズは見落としやすい
  3. 所要時間は1.5〜2.5時間が目安。余裕を持ったスケジュールで臨む
  4. 積水ハウスの施工管理は厳格だが、現場監督も人間。事前メモで自分の確認軸を持っておくことが大切
  5. 指摘箇所は必ず写真に残す。引き渡し前に直してもらうのが最善

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よくある質問(FAQ)

Q. 施主検査はいつ行われますか?

引き渡しの1〜2週間前が一般的です。積水ハウスの場合、竣工の約1週間前に実施するケースが多く、現場監督と営業担当が同席して図面を確認しながら進めます。

Q. 施主検査で指摘した箇所は必ず直してもらえますか?

施工不良や仕様との相違であれば、引き渡し前に修正してもらうのが原則です。積水ハウスは指摘への対応が丁寧で、引き渡しまでに直してもらえたという施主の声が多い。指摘内容は書面と写真で記録しておくと安心です。

Q. 施主検査で何も指摘できなかった場合、あとから問題が見つかったらどうなりますか?

引き渡し後でも、施工不良は保証の対象になります。ただし引き渡し後の対応はスピードが落ちることが多いため、施主検査の段階でできる限り確認しておくことが重要です。

Q. ホームインスペクターを呼んだほうがいいですか?

不安が大きい場合は検討する価値があります。費用は5〜10万円前後が目安で、第三者の専門家が同行して構造・設備・仕上げを診断します。積水ハウスはインスペクターの同行を断るケースは少ないですが、事前に担当者へ相談しておくと当日がスムーズです。

Q. 施主検査と竣工検査の違いは何ですか?

竣工検査はハウスメーカー・工務店の社内で行う完了確認です。施主検査は施主自身が参加して仕上がりを確認する場で、別日程で実施されます。社内検査が済んだあとに施主検査が行われるのが一般的な流れです。

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住宅会社選びと同じくらい、最初の担当者選びも重要です。
予算・建築予定地・希望する住まいを確認し、積水ハウスでの家づくりに詳しい担当者をご紹介します。

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この記事を書いた人

2024年から大手8社を巡り、100時間以上の比較を経て積水ハウス(シャーウッド)を選んだ一人の施主。2026年5月に千葉県で完成。家づくりのリアルをTikTokと当サイトで発信しています。

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