積水ハウス エアキスとは?空気の仕組みをシャーウッド施主が解説

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積水ハウスを検討していると、必ず出てくる「エアキス」という言葉。展示場で説明を受けても「空調とは違うの?」「エアシーズンやスマートイクスとどう違うの?」と整理しきれない方が多いと思います。この記事では、エアキスの仕組み・対象商品・競合との違いを整理したうえで、実際に積水ハウス(シャーウッド)で建てた施主として、打ち合わせで知ったこと・外した理由まで正直にお伝えします。

目次

エアキスとは何ですか?

エアキスは空調機器の名前ではなく、積水ハウスが独自に設定した「空気環境配慮仕様」の総称です。 建材や接着剤に含まれる化学物質を抑制し、適切な換気と組み合わせることで、室内空気をクリーンに保つ取り組み全体を指します。

「エアキスという換気システムを付けるかどうか」という問いかけをよく見かけますが、それは少し正確ではありません。エアキスはシステム名というより、積水ハウスの住まいが満たすべき空気環境の「基準・仕様の概念」に近いものです。

【知っておきたいポイント】 積水ハウスでは「食べ物や水を選ぶように、空気も選んでほしい」という考えのもとエアキスを開発しました。千葉大学との共同研究をもとに2008年にキッズデザイン賞を受賞しており、子どもの健康を軸に設計されています。

エアキスが対策する化学物質は何ですか?

エアキスが対象とするのは、住宅性能表示制度で定められた5つの化学物質です。

化学物質主な発生源
ホルムアルデヒド接着剤・合板・壁紙
トルエン塗料・接着剤
キシレン塗料・接着剤
エチルベンゼン塗料・接着剤
スチレン断熱材・樹脂系建材

積水ハウスのエアキスは、これら5物質の室内濃度を厚生労働省の指針値の1/2以下に抑えることを目標にしています。基準となるのは子どもの体で、子どもは体重あたりで大人の約2倍の空気を吸うため、大人基準より厳しい設定になっています。

建材にはF☆☆☆☆(4つ星)以上のものを使用するのが積水ハウスの標準ですが、エアキス仕様はさらに踏み込んで建材・接着剤の選定をおこないます。

エアキス・エアシーズン・スマートイクスの違いは何ですか?

この3つは混同されやすいのですが、役割がまったく異なります。

名称種類役割
エアキス空気環境配慮仕様(概念・基準)化学物質の抑制+換気による空気の「質」の管理
エアシーズン旧・全館空調システム温度・湿度の均一化(現在はスマートイクスに移行)
スマートイクス現行・全館空調システム温度・湿度の均一化+空気清浄機能を強化した後継機

整理すると、エアキスは「空気の質」、スマートイクスは「温度・湿度」を担当すると考えるとわかりやすいです。エアキスを標準で採用したうえで、さらに全館空調(スマートイクス)を追加するかどうかを検討する、という構造です。

エアシーズンは旧モデルで、現在の積水ハウスの全館空調はスマートイクスに統合されています。

エアキスはどの商品が対象ですか?

エアキスはシャーウッド(木造)・イズロイエ(鉄骨)いずれも対象です。積水ハウスで建てる住宅の大部分にエアキス仕様が標準で組み込まれています。

具体的な内容としては、以下の2つが柱になります。

1. 発生源対策(建材の選定) VOC(揮発性有機化合物)の放散が少ない建材・接着剤・塗料を使用します。壁紙・床材・接着剤にいたるまで低VOCのものが標準で採用されます。

2. 換気・空気清浄 計画的な換気システムと組み合わせることで、室内に滞留した化学物質を排出します。エアキス対応の吸気ユニット(フィルター付き)が壁や天井に設置されます。

【注意】 エアキスを採用すると、使える建材・内装材に制限が生じます。具体的には、化学物質の放散量が多い建材は選べなくなるため、壁紙・床材・天井材の選択肢が狭まることがあります。また、吸気ユニットが壁・天井に取り付けられるため、デザイン上の制約が出る場合があります。

エアキスを「外した」施主として、正直にお伝えします

わが家(シャーウッド)では、打ち合わせでエアキスの説明を受けたうえで、エアキス仕様を採用しないことにしました。

理由は一つで、天井を全面板張りにしたかったからです。エアキスを採用すると吸気ユニットを天井・壁に設置する必要があり、こだわりの板張り天井の景観を損なうと判断しました。担当からは特に「外すと保証が変わる」「性能に問題が出る」といった説明はなく、設計の選択肢のひとつとして扱われました。

【編集部の見解】 積水ハウスの施主の約8割がエアキスを採用するというデータがあるなかで、わが家は外した2割側です。住んでみての空気環境については今のところ特に気になることはなく、前の住まいと比べてとくに差を感じていません。「エアキスなしでは住めない」ということにはならないと思いますが、小さな子どもがいる・アレルギーがあるご家庭には、やはり採用しておく価値はあると思います。

エアキスを外す場合でも、積水ハウスの建材自体がF☆☆☆☆以上を使用しているため、一般的な住宅水準での化学物質対策は施されています。「エアキスなし=無防備」ではない点は知っておいてください。

エアキスを採用するか迷ったときの判断軸

採用・非採用を検討するときに考えておきたいポイントをまとめます。

採用を検討すべき家庭

  • 小さな子どもがいる、またはこれから生まれる予定がある
  • 家族にアレルギー・喘息・化学物質に敏感な人がいる
  • 内装の建材制限が気にならない(または規格内で満足できる)
  • 吸気ユニットのデザイン上の制約が許容できる

非採用を検討してもよい家庭

  • 天井・壁の素材に強いこだわりがあり、エアキスの制限と合わない
  • 家族全員に特定のアレルギーや化学物質過敏症がない
  • 換気・空気清浄は別の方法(空気清浄機など)で対応する予定

【注意】 エアキスを外す場合は、設計の初期段階で担当に伝えておくことが重要です。建材選定に影響するため、後から外そうとすると変更が難しくなる場合があります。

スマートイクス(全館空調)についても同様で、温度・湿度の均一化を重視するかどうか、追加コストとのバランスで判断することになります。全館空調は別途コストがかかるため、ライフスタイルと照らし合わせて検討してください。

展示場・打ち合わせでエアキスについて確認すべきことは?

展示場やモデルハウスで積水ハウスの説明を受ける際、エアキスについては次の点を確認しておくと判断しやすくなります。

確認ポイント理由
採用・非採用どちらも選べるか標準か選択制かを早めに確認する
天井・壁の建材でどんな制限が出るか内装の自由度に直結する
吸気ユニットはどこに設置されるか設計・デザインに影響する
スマートイクスとセットで検討するか費用・機能の整理のため
外した場合の建材の扱いはどうなるかF☆☆☆☆は維持されるか確認

展示場はエアキス仕様で建てられていることがほとんどなので、実際の吸気ユニットの位置・見た目も確認できます。「あの箱が気になる」「天井に穴が開くのが嫌」という感覚は展示場で確かめておくと、打ち合わせでの判断が早くなります。

まとめ

  1. エアキスは空調機器ではなく「空気環境配慮仕様」の総称。化学物質の抑制と換気の組み合わせで、室内空気の質を高める取り組みです
  2. 対象はシャーウッド・イズロイエ両方。5つの化学物質を指針値の1/2以下に抑えることが目標です
  3. エアシーズンは旧全館空調の名称。現在はスマートイクスに移行しており、エアキスとは別の話です
  4. エアキスを採用すると建材に制限が出る。天井・壁の素材や吸気ユニットの設置について設計段階で確認が必要です
  5. 外すことも可能。わが家は天井板張りを優先してエアキスを外しましたが、設計の初期段階で担当に伝えることが重要です

積水ハウスで建てることを検討しているなら、まずは担当者の相性と提案力を見ておくことが一番重要だと実感しています。エアキスを含め、仕様の細かい判断は信頼できる担当がいてこそです。

積水ハウスの担当者選びについては、担当者の無料紹介でわが家がお世話になった担当を紹介しています。また、実際の家の雰囲気はわが家の見学(千葉・実邸)でも確認できます。

まだ積水ハウスにするか迷っている段階なら、ハウスメーカー相性診断で方向性を整理してから展示場へ行くのがおすすめです。

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よくある質問(FAQ)

Q. 積水ハウスのエアキスとは何ですか?

エアキスは積水ハウス独自の「空気環境配慮仕様」の名称で、空調機器そのものではありません。ホルムアルデヒドなど5つの化学物質を国の指針値の1/2以下に抑えることを目標に、建材の選定と換気システムを組み合わせて実現しています。子どもを基準に設計されており、積水ハウスの施主の約8割が採用しています。

Q. エアキスとエアシーズンの違いは何ですか?

エアシーズンは積水ハウスの旧型全館空調システムの名称で、現在はスマートイクスに引き継がれています。エアキスはこれとは別に、建材・換気による「空気の質」に関する仕様の総称です。エアキスは化学物質対策、エアシーズン・スマートイクスは温度・湿度の管理と、役割が異なります。

Q. エアキスはシャーウッドでも採用できますか?

はい、エアキスはシャーウッド(木造)・イズロイエ(鉄骨)いずれでも対象です。ただし採用すると使える建材・内装材に一定の制限が出るため、天井や壁の素材にこだわりがある場合は設計の初期段階で担当に相談してください。

Q. エアキスを外すことはできますか?

可能です。わが家(シャーウッド)では天井を全面板張りにしたかったため、エアキス仕様を外しました。担当からの保証・性能面での説明は特になく、設計の選択肢として対応してもらえました。ただし外す場合は、建材選定に影響するため設計の初期段階で伝えることが重要です。

Q. エアキスなしでも積水ハウスの空気環境は大丈夫ですか?

積水ハウスの建材はF☆☆☆☆(4つ星)以上を標準使用しているため、エアキスを外しても一般的な住宅水準での化学物質対策は施されています。住んでみての体感として、エアキスなしで特に空気環境に問題は感じていません。ただし、小さな子どもがいる・アレルギーがあるご家庭では、採用しておくことをおすすめします。

Q. エアキスとスマートイクス(全館空調)は一緒に入れる必要がありますか?

セットにする必要はありません。エアキスは化学物質対策・換気による「空気の質」、スマートイクスは温度・湿度の均一化が目的で、役割が異なります。エアキスのみ・スマートイクスのみ・両方採用・どちらも外す、という選択が可能です。スマートイクスは別途コストがかかるため、ライフスタイルと予算で判断してください。

展示場予約の前に、積水ハウスの担当者選びを相談しませんか?
住宅会社選びと同じくらい、最初の担当者選びも重要です。
予算・建築予定地・希望する住まいを確認し、積水ハウスでの家づくりに詳しい担当者をご紹介します。

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この記事を書いた人

2024年から大手8社を巡り、100時間以上の比較を経て積水ハウス(シャーウッド)を選んだ一人の施主。2026年5月に千葉県で完成。家づくりのリアルをTikTokと当サイトで発信しています。

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